
シンガー"慶"をフィーチャー。"KUROSUKE"プロデュースのシングル【lover】10月30日リリース。
“KUROSUKE” は桐生のビートメーカーだ。群馬のラッパーへビート提供や、クラブイベントでビートライブを行っている。ビートスタイルはブーンバップ。邦楽レコードをサンプリングソースに使い、いなたく黒い音を創り出す。そんな彼に金勝山はシンガーを起用したラブソングを依頼。意外性や互いのレベルアップの効果を狙った。
ジレンマの連続
HIP HOP の醍醐味はサンプリングだ。往年のプロデューサー達はジャズやソウルのフレーズを使い名曲を生み出してきた。”KUROSUKE” もそれと同じくサンプリングを得意とするビートメーカーだ。「ベースラインだけで聴かせられるくらいシンプルなビート」という金勝山の要望に “KUROSUKE” は新たな技法でそれに答えた。さらに著作権という障壁が自由を奪う。逆を返せばアーティストの創造性を守るもの著作権だ。ジレンマの中もがいたが、シンプルで物悲しい、哀愁漂うアダルトなビートが完成したときは、関係者全員が頷いた。
シンガー”慶”との共演は2作目
“慶” は以前 “小林慶” という名で活動をしていた。「Hateful feat. 金勝山 / 小林慶」は、憎めない彼が憎いという切ない女心を描いた1曲。フィーチャリングに金勝山が抜擢された2013年リリースのシングルだ。憂いのある歌詞や歌声が印象的だった。今回の楽曲、金勝山パートは1番は男の心情、2番は女性の心情を描いている。俯瞰した立場で男女を見る “慶” はサビの歌詞を変化させ、物語をまとめた。
熱く落ちていく2人だけの沼
ひと目で運命を悟り、繰り返す蜜月の逢瀬。
熱く落ちていく2人だけの沼。
深さを増し陶酔と息苦しさがさらに2人を引き寄せる。
想いが膨らみ辛くなる禁断の恋。
桐生のビートメイカー”KUROSUKE”プロデュース。
双方の気持ちを綴った”金勝山”とシンガー”慶”との大人なコラボレーションは切ない季節に沁みる一曲だ。

「lover」金勝山 Prod.by KUROSUKE
- lover (feat. 慶)
- lover (feat. 慶) [Instrumental]
- lover (feat. 慶) [Acapella]
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